NPO法人手話教師センターでは、直接教授法の中のひとつである「ナチュラル・アプローチ」 (Natural Approach=NA)により、手話学習者に対し日本手話を日本手話だけで教えています。 今回はその理論と指導法を身につけた当教師センターの講師陣が、ろう者に対してその技術を指導します。ろう者の言語である日本手話を、日本語の例文に依存したテキストを使わずに、通訳も介さずに指導する技術が学べます。
受講をご希望の方は、受講資格試験申込用のウェブサイトからお申し込みください。
受講には受講資格試験があります。受講試験は手話映像を見て、その問いに手話で答えていただくものです。受講試験当日こちらで用意した課題を手話で表出していただきます。また、その表出をビデオ撮影いたします。
受講資格試験日は、4月13日(土)/4月14日(日)のいずれかです。後日、撮影日時をご連絡いたします。早めのお申し込みをお勧めいたします。
日程・回数 |
2013年5月~9月 (全10回・30時間)
講義3時間×4回、講義2時間×1回、実技3時間×3回 |
会 場 |
国立オリンピック記念青少年総合センター(最寄り駅:小田急線参宮橋駅徒歩7分) |
受講資格 |
手話を母語とする人(CODA※可) 講座終了後、一定の期間「手話教師の助手」として指導にあたれる人 (実践により手話指導技術の更なる向上をめざします) CODA:Children of Deaf Adults(ろうの両親から生まれ育った聞こえる人) |
定 員 |
若干名 |
受講料 |
6万円(消費税を含む) *3万円ずつの分割払い可(分割をご希望の場合はご相談ください) |
【講座修了認定条件】
講義の欠席は2回まで(3回以上欠席した場合、修了不可) ※20分以上の遅刻は欠席とみなします |
模擬授業は必ず出席すること |
修了式(講座最終日)までにNAによる手話講座を2回以上見学すること |
【受講資格試験の内容について】
手話課題1 |
自己紹介(1分30秒程度) |
手話課題2 |
課題手話映像①の手話と全く同じように手話で話す |
手話課題3 |
課題手話映像①を言い換える (1分30秒程度) |
手話課題4 |
課題手話映像②を手話で要約する(50秒~1分程度) |
手話課題5 |
課題手話映像②についての意見を手話で話す(2分程度) |
※制限時間は目安ですが、短すぎたり長すぎたりしないようにしてください。
【日程表】(計30時間)
回数 |
日 程 |
時 間 |
回数 |
日 程 |
時 間 |
1 |
5月11日(土) |
09:00-12:00 |
7 |
8月 3日(土) |
09:00-12:00 |
2 |
5月18日(土) |
09:00-12:00 |
8 |
8月31日(土) |
09:00-12:00 |
3 |
6月 1日(土) |
10:00-12:00 |
9 |
9月 7日(土) |
11:00-12:00 |
4 |
6月22日(土) |
09:00-12:00 |
|
|
13:00-17:00 |
5 |
7月 6日(土) |
09:00-12:00 |
10 |
9月21日(土) |
10:00-12:00 |
6 |
7月20日(土) |
09:00-12:00 |
|
【カリキュラム】(30時間)
○手話教師に必要な言語学知識(3時間) 日本手話の音韻・文法・語彙の各体系についての入門的なもの(知識) ○語学教育概論(1時間) ○模範授業(2時間) ナチュラル・アプローチによる授業を見学 ○ナチュラル・アプローチ理論(4時間) ナチュラル・アプローチの基本原理/言語習得/教室活動/導入とインタラクション等 ○ワークショップ(13時間) 導入/インタラクション/シラバスの組み立て方/実技(名前)/実技(家族)/実技(自己紹介) ○模擬授業(3時間) これまでに学んだことを実践。 ○フィードバック(2時間) 模擬授業の振り返り。確認と検証。 ○まとめ(2時間) ナチュラル・アプローチ理論の復習/手話教師の社会的役割についての理解と心構え |
【受講までの流れ】
試験申込締め切り |
4月5日(金) |
受講資格試験日 |
4月13日(土)、14日(日)いずれか1日 |
受講可否の発表 |
4月25日(木) |
受講料の振込み締切日 |
5月7日(火) (振込口座は受講決定のご案内でお知らせします) |
※試験の会場は国立オリンピック記念青少年総合センターです。
【備 考】
・スケジュール(シラバス)や教室番号等の詳細は合格者に直接お知らせします。
・講座受講時のビデオ撮影はご遠慮ください。
・開講日以降の受講料の払い戻しはいたしません。(ただし、転勤・転居・病気などのやむを得ない事情と当方が判断した場合に限り、証明書などの提示があれば、払い戻しする場合があります。)
・一定の定員に満たない場合、開講を延期または中止することがあります。
・講師の都合により、代理講師による授業となる場合があります。
・講師の都合、天災地変、交通機関のストなどのため、やむを得ず休講することがあります。 その場合原則として補講を行いますが、補講ができない場合は休講分の授業料を返金いたします 。
・定員に余裕がある場合は、締切日が過ぎてもお申し込みいただくことができます。
【問い合わせ先】
NPO法人手話教師センター事務局: メールアドレスはこちら。
ナチュラル・アプローチ手話教授法講座 応募係